2014年9月19日金曜日

メモ 王朝関係 雑考

王家の風日より
商王朝では戦闘の際、或いは斥候の際
敵視察と共に敵の神霊を殺す(呪術により)

事前に神霊を殺すことにより味方が敵の呪詛にかかる事無く戦闘でき、敵の加護もなくなるという
このような戦闘習慣の名残なのか日本でも王朝時代に国守が任国へ下るとその国の主要な神社を「神拝(巡拝)」するのが任初の大事な国務とされていた
(出雲と大和 岩波新書 村井康彦著)
ここでいう王朝とは奈良かそれ以前を指しているものと思われる

そして平安末期になると国衙のそばに神々をまとめて祭るようになった。
これが惣社であるというのが通説。
この巡拝こそが神霊殺し→畏怖という風に時代を経て変化したものではないだろうか。
何故なら祀られている神々の殆どは強い怨みを抱いたまま殺されていたからである。この強い怨みを抑える為に祀られているのではないだろうか

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